紅茶ベアーです。
美味しい紅茶に出会うため、日々活動中しています。
キリン「午後の紅茶」には、ストレート、レモンティー、ミルクティーなど、いくつかの種類があります。実は、商品によって、茶葉の種類を変えています。
本記事では、「午後の紅茶」から、茶葉の産地の違いを知ることができます。
キリンビバレッジが販売している「午後の紅茶」の3品が、新ボトルになってからも、勢いは止まリマセン。2019年1~6月の累計販売数量が2,590万ケースとなり、上半期で過去最高になりました。
紅茶飲料といえば、思いつくのが
- 午後の紅茶
- 紅茶花伝
- リプトン(Lipton)
- フォション(FAUCHON)
- TEAS’TEA(ティーズティー)
です。その中でも圧倒的にシェアをとっているのが、「午後の紅茶」なのです。
主なラインナップには、
- ストレートティー
- ミルクティー
- レモンティー
- おいしい無糖
があります。
今回は、キリン「午後の紅茶」について、語ります。
「午後の紅茶」は種類ごとに、茶葉の産地を変えていた!
普段、あんまり気にしないかもしれませんが、「午後の紅茶」をよく見ると、産地が異なっていることがわかります。ラベルには、表記あるんですが、たぶん紅茶好きしか、気にしてません。
ストレートティー
スリランカの中腹にあるディンブラ地方の茶葉を20%使用。
ディンブラの特徴は、渋みもそれほど強くなく、クセがないので、すっきり飲みやすい。
水色は、明るい紅色。
ミルクティー
スリランカの中心にある、キャンディ地方の茶葉を20%使用。
キャンディの特徴は、日本人がイメージする、「紅茶」の味にもっとも近いかもしれません。
渋みが少なく、フルーティーさも感じられます。水色は、オレンジ系の深い赤色。
レモンティー
スリランカの山の高地にあるヌワラエリア地方の茶葉を15%使用。
ヌワラエリアの特徴は、日本の緑茶に近い感覚で楽しめます。水色は、淡いオレンジ。
おいしい無糖
以前は、産地の表記がなかったため、わかりませんでしたが、パッケージの変更に伴い、インドにあるダージリンの茶葉をを20%使用していることが判明しました。
おいしい無糖だけ、インドの茶葉でした。
茶葉は、標高差により、水色・香り・味が変わってきます!
山の高さが高ければ高いほど、お茶を作るのが難しいと言われています。
理屈は単純で、高地で製造する方が、材料の調達が困難になり、材料の運搬費も高くなります。
また、太陽との距離が近いこともあり、昼は暑く、夜は寒くなります。なので、昼と夜の寒暖差も激しく、お茶自体が、その環境に耐えられるくらいのたくましさが求められます。
そういった背景もあって、高地の茶葉の方が、高級(値段が高い、希少価値がある)になりやすいのです。
ちなみに、スリランカには、「ウバ」「ディンブラ」「キャンディ」「ルフナ」「ヌワラエリヤ」の5つの紅茶の産地があります。
高地(ハイグロウン):標高1,220m以上
爽快な渋みで、香り(メンソール系)が独特なものもあります。水色は明るめです。
ヌワラエリアが最も高く、ウバ、ディンブラも該当します。
中高地(ミディアムグロウン):標高610~1,220m未満
弱めの渋みで、香りも芳醇です。ブレンドのベースにも適している。
ディンブラ、キャンディが該当します。
低地(ローグロウン):標高610m未満
香りは弱めだが、水色が濃くなります。
キャンディ、ルフナが該当します。
詳しくは、以下の記事で紹介しています。
紅茶ベアーです。美味しい紅茶に出会うため、日々活動中しています。紅茶の茶葉の種類について知りたい紅茶の茶葉の種類について、できるだけわかりやすく解説していきます。紅茶は、大きく分けて2種類あります紅茶は、「チャノキ」[…]
山の高さだけで、渋みや香り、水色が、これだけ違うのは、驚きです。山の高さを想像しながら、「午後の紅茶」を飲んでみるのも面白いかもしれません。
以上、キリン「午後の紅茶」から学ぶ、茶葉の産地の話でした。